歴史ある酒蔵とクラフトビールが楽しめる素敵スポット・石川酒造(東京・福生)

みきです。
地球の歩き方「東京・多摩地域」版をパラパラめくっていたら「石川酒造」というお店が気になり、軽い気持ちで行ってみたら色々凄かったのでレポします!

石川酒造は、東京の多摩地区・福生市にあり、江戸時代に日本酒の製造を始めた歴史ある蔵元。
地下からくみ上げた湧き水を使用したクラフトビールも製造しているとの事で、ビール好きな私としては、見逃すことができず行ってまいりました!

いざ石川酒造へ行ってみた

JRまたは西武線の拝島駅から徒歩20分、しかも日陰無しの炎天下ロード続きと、決してアクセス便利という訳ではないのですが、これは足を運ぶ価値あり!!と訪れてみて肌で感じるスポット!!

想像をはるかに超える美しい歴史空間

驚いたのが、その建物の美しさと敷地の広さ。
入口へと続く白壁に圧倒されます。

石川酒造の外側の白壁

入口が分かりにくいのですが、こちらです。

石川酒造の入り口。「多満自慢」という木製の看板が掲げられた白壁造りのしっかりした門の写真

門を入ると、木の立派な作りに圧倒されます!!!

立派な梁がめぐらされた門の内側の写真

入口の中には、石川酒造で扱っているおススメのお酒などの案内を手書きされた黒板が!!
歴史的な風情と、黒板のオシャレさとのギャップに期待が高まります!!!

石川酒造で扱っている商品(日本酒やクラフトビール)の説明や敷地内店舗の営業時間などを黒板に手書きで書かれた案内の写真

黒板の反対側に、敷地の案内図があります。
お目当ての「福生のビール小屋」も載ってます!やったねヾ(*´∀`*)ノ

石川酒造の敷地内案内地図

敷地内に足を踏み入れると、ずらりと並んだ白壁の立派な蔵!蔵!そして、蔵!!!
青空に白壁が映えて美しい!!!

青空に白壁が映える酒蔵の写真

立派なくす玉が掲げられた門も美しい!!
ここから先は私有地のため、立ち入り禁止との事なので、外から有り難く拝見しました。

白壁造りの立派な門。くす玉が下がっていて、ココから先は立ち入り禁止の看板がある写真。

お食事処も充実の石川酒造

更に敷地内を進んでいくと、素敵な看板のお食事処があります。

「いし川」さんは、お刺身などの魚料理とお酒を楽しめるお店のようです。

私はクラフトビール目当てだったので、今回は「いし川」さんを名残惜しくもスルーして、さらに奥へとズンズン進みます。

あ!
あれは!!!

赤い車(フォルクスワーゲンのビートル風)がカフェの建物の前に停まっている写真

遠くに見える赤いオシャレな車の奥に、何やら表参道のカフェのようなオシャレな建物が見えるではありませんか!

「福生のビール小屋」という木製の看板の前に赤い車(フォルクスワーゲン風)が止まっているアップ写真

「福生のビール小屋」の看板発見!!!目的地へ到着です!!!
木の看板に、毛筆の文字が趣深い感じを醸し出していて、否が応でも胸が高まります!!

木製の看板に白いペンキで毛筆風の書体で「福生のビール小屋」と書かれた看板と、立派な松の木の写真

本命の「福生のビール小屋」は色々すごかった!

あまりにも心臓がドキドキしすぎて動悸どうき息切れめまい状態に陥ったので、いったん深呼吸。
気持ちを落ち着けて、敷地内へ踏み入れたら・・・・・

なに、このオシャレ感!?!?!
外国籍の男性2人が座っていたので、思わず「欧米か?!」と心の中でツッコミ入れてしまいました。
そうか、ここは福生。米軍基地がある街だったっけ。

緑のひさしの下にテラス席があり、外国人男性2人がビールを飲んでいる写真

結構テラス席は多めのようでしたが、東京の気温38度予報の酷暑だったので、店内へInでございます!

いざ、ビール小屋へ潜入!

店内に潜入したら、「小屋!なるほど!!!」と思うしつらえ!!!
山小屋を彷彿させる、木をクロスさせた柱が、「ロッジ」という言葉を連想する雰囲気です。

周りの席の方々が「何これ、美味しすぎる!!!」「目で見ても綺麗!!!」と歓声を上げながら桜エビのピザやら、彩り鮮やかなバーニャカウダーなどのお食事に舌鼓を打っているのをさりげなく横目でチラ見しつつ、ビールを選定。
(あー。。お昼抜いてくればよかった。。。反省です)

自家醸造の種類が半端ない!ガチ本気なビール小屋

明治時代に一度ビールを製造しつつ、いったん中断。
それを1998年に醸造再開したそうですが、驚くべきラインナップの多さよ!!!
もう、これだけでも来てよかった!!!!

石川酒造併設のイタリアンレストラン「福生のビール小屋」のビールメニューの写真

飲み比べセットがあればなぁと思ったのですが、残念ながらメニューにはないので。
それならば、「グラスでセルフのみ比べセット」にしてしまえばええじゃないか!!!
と思うのが、酒豪の思考回路なのであります。

セルフ呑み比べセットをやってみた

1杯目🍺:多摩の恵みの季節のビール

そんなわけで、まずは1杯目。
”多摩の恵み”の季節のビール。
店員さんにどんなビールか尋ねた所、くろもじという、和菓子の楊枝に使う木をブレンドしたセゾンタイプのビールとの事。
うん。独特のウッディな香りとほんのり苦み、でもすっきり感のある夏にぴったりな味わい💖

「福生のビール小屋」の季節のビールがテーブルに置かれた写真。

のどが渇いていて、秒で飲み干してしまったので、次!

2杯目🍺:多摩の恵みのエールタイプ

次は、同じく”多摩の恵み”のエールタイプを発注。
メニューに書かれた「ビアグランプリ2020金賞受賞」の一言で即決です。
やっぱり「権威性」って人の心を瞬時に鷲掴わしづかみにして、それを選ばせる凄いパワーがあるのね。

こちらは、フルーティで飲みやすく、しかも苦みもちゃんと感じられるのが素敵な1杯✨

3杯目🍺:東京ブルースのシングル ホップ スイート

”多摩の恵み”ばかり攻めていたので、今度はもう一つのブランド”東京ブルース”が気になり発注。
まずは大好きな小麦ビール系な「シングル ホップ ウィート」をチョイス。

うん!ヴァイツェン!!!
小麦特有のまろみと甘味がたまらん旨さ(*´▽`*)💖
これは、時間をかけてじっくり味わいたい一杯です。

「福生のビール小屋」のヴァイツェンタイプのビールをテーブルに置いている写真

最初は3杯で帰ろうと思ってたのですが、「多摩の恵み」2種に対して、「東京ブルース」1種ではバランス悪いので、「東京ブルース」からもう1杯頼むことにしました。
(いや、そのバランス要らんやろ!)

4杯目🍺:東京ブルースのゴールデンエール

最後の一杯で頼んだのは「ゴールデンエール」。

金色のエール!!夏らしいではありませんか!!!
完全に名前買いです。


一口飲んで、「頼んで良かった!!!」と心底思う1杯。
私、IPA好きなので、ホップ感があるほうが好きなのですが、このゴールデンエールは、しっかりホップ感あってアロマが脳天突き抜けて旨い。
もはや何言ってるか分からない状態に陥りましたが、とにかく旨い!の一言です!!

「福生のビール小屋」のゴールデンエールタイプのグラスビールがテーブルに置かれた写真

もっと居たかったのですが、予約のお客様が来るまでの席と言われていたので、名残惜しく退場。
クラフトビールでグラス1杯600円って、安いんだが!!!

酔い覚ましのお散歩で「井戸裏スペース」発見

酔い覚ましに敷地内をぷらついていると、「井戸裏スペース。直売店で購入したものをこちらでお楽しみいただけます」という貼り紙発見!!
そんなこと言われたら(正確には”書かれたら”)、直売店、気にならないわけないじゃんか!!

そんな訳で。
直売店「酒世羅」へGO!

直売店「酒世羅」は酒好きパラダイス♪

こちらの直売店も、歴史ある白壁建造物で素敵な外観です。
「公認酒蔵」というのぼり旗が、自信の程を伺わせます。

店内は、お酒に合うおつまみや、石川酒造さん製造のお酒類がずらりと陳列されています。

誘蛾灯ゆうがとうに吸い寄せられるがごとく、ビールの陳列棚に吸い寄せられる私。

明治時代に製造されていたビールの復刻版をゲットです!
いざ、井戸裏フリースペースへ!

井戸裏スペースはビール醸造の歴史が秘められていた!

井戸裏フリースペースを入るとすぐ右手に栓抜きや空き瓶を回収するコーナーがあります。
こちらの栓抜きで瓶の蓋をオープン!

木陰のテーブル席も完備されています。

でも、折角の「井戸裏フリースペース」。
だったら、井戸端で飲みたいじゃん!!

という訳で、井戸端に設置されたベンチに腰掛けて、瓶から直呑み!
復刻版ビールの瓶ラベルがレトロおしゃれで可愛い💖

明治時代のビール醸造に使われていたビール釜が!

井戸裏スペースに、お寺の鐘みたいな金属製のモノがありましたが、これは明治時代にビールを醸造していた時に使用していた「ビール釜」なのだとか!
ビール釜ビューで明治時代の復刻ビールを飲むなんてオツすぎて感動✨

明治時代のビール醸造に使用していたビール釜をバックに明治時代のビール復刻版の瓶ビールを撮った写真

今回はビールだけ楽しみましたが、また今度訪れた際にはお食事も楽しみたい素敵なスポット。

有名人も数々来訪の証が点在

石川酒造さんには、何と秋篠宮殿下が訪れた記念樹なるものがありました。

秋篠宮殿下が石川酒造に来訪された記念樹を示す石標の写真

また、なにわ男子のイケメン筆頭・道枝駿佑が主演の金田一少年の事件簿でロケに使われたようです。
どんなストーリーでここロケしたのか、めっちゃ気になる~!!!
ポスターに書かれている情報からすると、第3話に登場らしい。

日テレのドラマ「金田一少年の事件簿」のポスターの写真

石川酒造さんの日本酒やビールは、地下からくみ上げた湧き水を使用して作られているそうで、その湧き水スポットもあったりして楽しめるのでおススメです!

石川酒造さんのお酒を仕込む湧き水「仕込水」が竹の樋を通って石の上にしたたる様子の写真

アクセス

JR拝島駅、または西武線拝島駅から徒歩20分。
距離はそれなりにありますが、道は2~3回曲がるだけのシンプルな道順なので、迷わず行かれるロケーションです。

写真つき道案内

道はそれほど複雑ではないのですが、一応道順をこちらに掲載します。

西武線から来た場合は、改札を出てひたすらJR拝島駅方向へ進みます

JR拝島駅改札を通りすぎ(JR利用の方は、改札を出て)、南口の方(ガラス越しに山が見える方)へ進みます。

エスカレーターを降ります

左折(正面にファミリーマートを見ながら左折)し、拝島駅を背にしながら交差点まで直進します。

「拝島駅南口」交差点の信号を渡り、右折(東京環状(国道16号線)方向)します。

東京環状(国道16号線)と交差する「武蔵野橋南」の交差点を渡り、そのまま直進します。

「内出交番前」交差点を渡り、睦橋通りを直進します。(交差点目の前に内出交番があります)

左側に「石川酒造入口」の看板が見えたら左折します。

「熊川分水」の標識を右に見ながら道なりに直進します。

突き当たりにある白い「多満自慢」と青字で書かれた建物を見たら右折します。
(スミマセン。。写真撮り忘れました)

直進すると、左側に歴史ある白壁が見えるので、左折し、進むとゴールの石川酒造に到着です!
お疲れさまでした♪

石川酒造の公式サイト

石川酒造さんの公式サイトはこちらです。
綺麗なデザインに加え、ユーザーが「知りたい」テーマ別に導線を分かりやすく設置しているWebサイトで、Webデザインを勉強していた身としては、とても勉強になります✨

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